
まえがき
一般的に認識して頂けていないのですが、クリーニングってホントは凄い技術なのです。
ドライクリーニングはドライ溶剤を使います。これは一般的には使用できません。従って、家庭では絶対にドライクリーニングは出来ません。
家庭用の洗剤がどれだけ進歩したところで、ドライマークの衣類に対しては繊維の収縮が抑えられるのが精一杯で、機械力をかけられない為に洗浄力がありません。ドライマークの衣類を家庭で洗っても油性の汚れは殆ど落とせません。
油汚れに関しては、サボリ博士のページで詳しく説明されていますが、水洗いの場合は洗剤が油を抱き込まないと汚れが落ちません。これを可溶化といいます。ドライ溶剤は油を溶かしますので、ドライ溶剤が繊維に浸透すると同時に油汚れを溶かしはじめます。これを相溶化といいます。
よく巷でドライクリーニングは汗が落ちないと言われます。それは水溶性の汚れは苦手だからだと言われます。しかし、落ちないわけではありません。昨今の技術進歩でドライクリーニングと水分を併用して洗う方法も開発され、又これからも進歩して行くでしょう。
ドライ溶剤中では、酵素や漂白剤が巧く反応しないために、食べ物・汗・皮脂の酸化した汚れなども落ちにくいのですが、(最も、水洗いでも落ちにくいのですけどね)前処理やウェットによる漂白の技術が進み、それらも可成り落とせるように為ってきました。
家庭用洗濯機も大型化され、7キロクラスが可成り普及してきました。7キロだと水の量で60〜65リットルでしょう。60リットルとは大変な量ですょ。お風呂の約2/1です。クリーニングなら60リットルでワイシャツが100枚以上洗えます。勿論一枚あたりの洗剤の量も少なくてすみます。クリーニングは環境にも大変やさしいのです。
ドライクリーニングだって環境にやさしいのです。無論、ドライ溶剤そのものは有害ですから、垂れ流すような事が在れば大変です。しかし、それは論外です。何故らな、それは違法行為だからです。ドライ溶剤は基本的に捨てません。廃棄されるモノは、全て管理されています。モノによれば、排気まで厳しく管理・回収されています。
このように、日々進歩を続けるクリーニングですが、しかし消費者のニーズはそれ以上に水準が高く厳しいモノです。
そのニーズに答える為に、どの様なクリーニングを行っているのかを、ご紹介致します。